急転直下の辞意表明。その裏には、坂井オーナーの退任が大きく影響しているという。
「金本監督は社長との会談の席で、オーナー退任を伝えられた可能性があります。『後ろ盾』だったオーナーが辞めることがわかった以上、自分も身を引かざるを得ない。それが決定打になったのでしょう」(前出の関係者)
では、坂井オーナーはなぜ辞めることになったのか。
「過去2年間は、金本監督が坂井オーナーから編成も含めた全権を託されていた。ところが今年は、金本監督の求める補強に関して、親会社からのゴーサインが出なかった。早々とV逸が決定したこともあり、電鉄内だけでなく親会社の阪急阪神HDでも、球団運営を疑問視する声が出始め、坂井オーナーが辞任を決断せざるを得なくなったと聞いています。その結果、金本監督へのバックアップ体制は消滅。坂井オーナーの“クビ”によって、金本監督は外堀を埋められ、事実上の解任に追い込まれた」(阪神OB)
(中略)
別の阪神OBがこう続ける。
「阪神は、坂井オーナー時代の10年間(中略)新任の藤原オーナーは阪急阪神HDの代表取締役で『ナンバー4』の位置づけ。その上には、阪急出身の角和夫代表取締役会長兼CEOがいます。これまで、人事には口を出さなかったといわれていますが、すでに財政面にはタッチしています。いくら『孫会社』の人事とはいっても、阪急サイドの意向を無視することはできないでしょう。そこで浮上しているのが、岡田さんの再登板です」
(中略)
「経験豊富な岡田さんであれば、実務派としてチーム整備に手腕を発揮できる。それに、親会社は生え抜きの鳥谷敬(37)を将来の監督候補として位置付け(中略)鳥谷へバトンをつなぐ。こうした構想を持っている人間もいます。早大出身といえば角CEOも早大政経学部卒。大きな後ろ盾になってくれる、とみる向きも・・・・・
「可能性があります」「でしょう」
何だこの推測記事。