ミスタータイガースが宙に浮いている。阪神電鉄と再契約を結ぶことになっていた大物OB掛布雅之さんの肩書が年を越すことになったのだ。
球団がオーナー付シニアエグゼクティブアドバイザーだった掛布さんの任期満了による退団を発表したのは10月31日。しかし、約1カ月後の12月4日に阪神電鉄首脳が再契約を示唆した。
ふに落ちないのは、球団がリリースしておきながら、今度は親会社の電鉄本社が再び重用することだった。退団後の空白期間に何かが起きたとしか思えない。
(中略)
阪神グループトップの言葉を真に受ければ、そのまま球団に籍を置いたままでもおかしくなかったが、球団サイドはそれを良しとはしなかった。
これまでも掛布さんに伴う人事には理解しがたい点があった。2軍監督が掛布さんから矢野燿大さんに代わった理由を球団首脳は「世代交代」と説明した。
だが、矢野2軍監督が1軍監督に昇格すると、ファーム監督にはベテランの平田勝男さんが就いた。いったい・・・・・
阪神球団と電鉄本社で何が?掛布さん肩書未定のまま(日刊スポーツ) https://t.co/uyzCvE3qgo
— ⚾もっちゃん⚾ (@comebackfm) December 27, 2019
水面下で掛布氏は、一度打診を断っていたが、今回は受諾する方向だ。SEA時代よりさらに幅広い野球解説者、タレント、講演などの活動がOKだという。なぜ阪神は掛布氏を異例の契約でグループ内に残したのか?
(中略)
急転、電鉄本社契約という裏技を持ちだした経緯には本社サイドのやんごとなき事情があったようである。
実は、関西財界が掛布氏復帰ラブコールの声を挙げたのだ。
掛布氏は、SEAとして2年間、阪急・阪神ホールディングスと付き合いのある関西の有力企業のトップが来場する際、経験談を交えながら、丁寧な説明、解説を行ってきた。藤原オーナーが、野球に関する質問をされた場合、満足のいく答えを返せないため、掛布氏がサポート
(中略)
阪神は昔から関西財界のトップの意見に影響を受ける体質にある。現在は、阪急阪神ホールディングス
(中略)
加えてファンからも掛布氏退団に際して「なぜ辞めさせた?」との多くの批判的意見がSNSなどを通じて発信され、それは本社首脳の耳にも届いていた。ファンや財界からの掛布氏復帰のラブコールを藤原オーナーも無視できなかったわけである。
だが、当初、電鉄本社は、掛布氏を、その財界との“接待”にだけ使おうと画策した。しかし、掛布氏サイドは、一度、その申し入れを断っていた。掛布氏が、OB会長でもしているのなら、まだわかるが、阪神を退団して、なんの役職もなく、ただのOBとなった人間を“男芸者”に使おうとするのもずいぶんと失礼な話である。
甘く考えていた電鉄サイドも、掛布氏の態度硬化を受けてオファーの仕方を再検討。もう一度、球団に戻すわけにもいかず、今回、電鉄本社が肩書を与えての異例の契約を結ぶに至ったようである。「ミスタータイガース」を手元に置くことで関西財界をも含めた熱狂的なファンを納得させよう・・・・・
掛布氏が球団でなく阪神電鉄本社と異例契約。なぜ阪神はミスタータイガースをグループ内に残したのか?(THE PAGE) https://t.co/TNSEpn5dUe
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テレビに出たら「もう守秘義務がないですからねぇ」とか言っちゃう人だから、野放しに出来ないでしょ