近本は142試合に出場して打率.271、9本塁打、42打点。159安打を放って長嶋茂雄のセ・リーグ新人安打記録(153安打)を更新し、36盗塁でヤクルトの山田哲人(33盗塁)を抑えて盗塁王のタイトルを獲得した。一方の村上は、ペナントレース143試合をフル出場し、打率.231ながら、入団2年目以内では中西太に並ぶ36本塁打を記録。打点も96まで到達した。
果たして、どちらが新人王に輝くのか。
(中略)
――まずは、阪神・近本選手の印象から聞かせてください。
「大学、社会人を経験してプロ入りしたとはいえ、ルーキーとしてこれだけの成績を残したことは、すばらしいのひと言です。とくに、1年目で相手投手のクセなど情報が少ないなか、山田哲人(ヤクルト)や大島洋平(中日)などを差し置いて盗塁王に輝いたことには脱帽
(中略)
近本には、私の亜細亜大学の後輩で、やはり社会人から阪神に入団した赤星(憲広)を超える選手になってもらいたいです」
――赤星さんとは現役時代に何度も対戦があったと思いますが、どんな存在でしたか?
「ホームランバッターよりも集中力が必要でした。ランナーとして塁に出ている時はもちろん、打席に入っている時から、内野安打を防ぐため守りの位置に気を使いましたし、ボールカウントによる打球の方向なども考えさせられましたから。投手だけでなく、チーム全体で警戒しなくてはいけない選手でしたね」
(中略)
―― 一方で、村上選手についてはいかがですか?
「高卒2年目の19歳で36本塁打を打ち、”怪童”と言われた中西太さんの記録と並んだだけでも称賛に値します。打点もリーグ3位の96を記録しましたしね。そして何より(中略)
――それでは最後に、井端さんが新人王を選考する立場にあったとしたら、どちらに一票を投じますか?
「うーん……正直、決められません(笑)。それだけ今シーズンの実績は甲乙がつけがたく、タイプも長所も違う選手ですから。あとは選ぶ方たちの”好み”になりそうな気もします。そういう意味で私が選ぶなら、プレースタイルが近い近本になるでしょうか。歯切れ・・・・・
新人王!
チームに貢献したのはどう考えても近本だよな
でも井端の言ってるように打者の全然タイプが違うから決められないわ
新人王取れなかった方は新人特別賞貰えるちゃう