ここでベンチは長野を「申告敬遠」で立岡勝負。その立岡に詰まりながらも中前へ運ばれ、決勝点を献上。この重要な一戦で、やることなすこと裏目に出た。
高橋監督の決断が続々ハマッたのとは、あまりに対照的だった。先発の今村を四回で降ろし、1点リードした直後の八回二死満塁ではリリーフの畠をそのまま打席に送った。場内もどよめいたが、その畠の前に八回に三者凡退。勝負の一手が明暗を分け、虎にとっては“采配負け”だった。
クライマックスシリーズ(CS)進出へ負けられない試合も、ここではいつも打線の反発力がなさすぎる。結果的に「甲子園の六回ビハインド未勝利」という負の神話も覆せず“31連敗”。9月13日の中日戦から甲子園4連敗だ。19勝34敗1分で、本拠地の借金も「15」に膨らんだ。
「うーん…ここに来るとなあ…。何回あったんかなあ、得点圏は、5回? なんかなあ…ここ来たら、変わりますなあ」
指揮官もうめくしかない・・・・・
甲子園巨人戦5連敗、ヤクルトにも5連敗
どんだけやられ続けるんや・・・