「もうワシャ、これで解説者辞めます」
軽妙トークが大人気の達川氏の放送中の発言が物議を醸したのが9月30日のマツダスタジアムでの広島―阪神戦。(中略)放送中の達川氏の発言を巡りネットやSNSが炎上騒ぎとなった。
達川氏は「CSで阪神は広島に下剋上されますよ」と繰り返し、さらに9回に打った瞬間にすぐに走らなかった佐藤の走塁を「怠慢プレーですよ」とぶった斬り 「阪神は相当、性根を入れてファイナルステージに向けて調子を上げないと100%足元をすくわれますよ」と断言した。
(中略)
達川氏は、5回を無失点に抑えた門別を「来年はまだ通用しない」を厳しく批評し、先制点を許した2番手の石井を「CSでは使えない」と酷評。さらに8回に代打でヒットを放った森下を「フリー打撃もひどかった。タイミングもあっていない」と論じるなど、あまりにも広島寄りに偏向した解説に虎党からの怒りの声が爆発。広島ファンからも「聞いていられなかった」との意見が出るほど波紋を広げた。
なぜ達川氏は、そこまで厳しい発言をしたのか。「阪神は広島に下剋上される」は本音で言ったのか? 直撃インタビューした。
――広島―阪神戦の解説が炎上騒ぎになった。
「もう大変ですよ。ネットを見たら阪神ファンの方々からの苦情が殺到です。めちゃくちゃバッシングされました。こりゃあ、やってしもうたなと思いましたよ。大ショックです」
――なぜあんな発言を?
「広島だけのローカル放送だと思っていたんですよ。広島びいきのリップサービスのつもりで喋っていたんですけど、途中から全国放送だと知ってね。最初から関西方面にも流れるとわかっていたら、あそこまで阪神に厳しく話はしていませんよ」
――阪神ファンだけでなく、試合後の監督室で、たまたま、その発言をライブで聞いていた岡田監督も、不快感を示しているらしい。
「もうワシャ、これで解説者は辞めました。あれから(解説の)話は全部断っています。娘にも、言うたんよ。“もうお父さん、解説は辞めたから”と。もうずっと家に閉じこもっています。もし岡ちゃんに話をできる機会があれば謝っておいてくださいよ。真意は、そうじゃなかったよと」
(中略)
――最後に言いたいことは?
「あのとき門別という素晴らしい才能を持った新人左腕が先発しましたよね。ご両親も息子さんの活躍を楽しみにされていると思います。そういう若い子に厳しいことを言ったことは本当に申し訳なかったと思います。もう解説はしません」・・・・・
例えローカル放送での贔屓解説だとしても質が悪過ぎる。