「いい意味で、好きなようにやろうと思いました。僕の野球人生です」。教えられたままやっていると、結果が出なかった時に首脳陣のせいにしてしまいそうな自分が嫌だった。ダメでも自己責任。アドバイスには耳を傾けつつも、取捨選択しながら自分の感覚を信じた。
その姿が、指揮官の目によく映らなかったのは当然。「根気よくやっていこう」という約束を破ったと思われたに違いない。6月に1軍に再昇格したが、
(中略)
立浪監督から告げられたトレード「横浜が欲しがってるから」
秋風吹くナゴヤ球場。監督室で、立浪監督と向き合った。「トレードな。横浜が欲しがってるから」。伝えられた事実に、思いのほか驚きはない。淡々と諭すような指揮官の口調は、むしろすっと胸の奥に届いた。
「ずっと頑固やったな。なんでそんなに頑固なんや? 去年の秋から言ってきたけど、お前変わらんかったな」
異論はない。変われなかったのは自分。むしろ、一野球人として環境を変える決断をしてくれた立浪監督の“親心”に感謝した。その場で多くの言葉を発することはせず、「ありがとうございます」と一礼して監督室を出た。
後ろ髪を引かれる思いがないといえば
(中略)
新天地は横浜。家族4人での引っ越しを含め、忙しいオフになる。「必要とされるところでやれるのはうれしいです」。なりふり構わず、遊撃の定位置を狙いに行く。来年で29歳。この1、2年がプロ人生を左右する。「最後のチャンス・・・・・
激しい野球人生です
京田応援するよ。
京田は、守れるし、脚はある。
壺にハマれば見事なホームラン。
でも、初球から凡打もある。
立浪監督からは、技術論を否定されたと思うけど野球脳だと思う。
山崎武さんが、野村監督に出会い復活したように、
石井コーチと出会って覚醒するような気がする。