〈球団首脳が「次は平田新監督」で意見が一致〉
(中略)
「平田vs岡田」の後任争いが進む中、フロントは平田二軍監督を筆頭候補に挙げているというのだ。
(中略)古株の球団OBが解説する。
「フロントは昨オフ、ノムさんの子息であるカツノリ(野村克則)を二軍バッテリーコーチに招聘した。カツノリはノムさんが阪神で監督をしていたころに阪神でのプレー経験もある。そのカツノリの入閣をプッシュしたのが、ノムさん付の広報を2球団計7年間務めた嶌村聡球団本部長です」
野村氏と嶌村本部長との縁はかなり深い。嶌村本部長は球団のプロパー社員でありながら、野村氏が楽天の監督を務めた06~09年の4年間、同氏に請われて楽天へ一時的に移籍
(中略)
「カツノリの招聘はまさにその一環。藤原オーナーは来季以降も、ドラフト中心の育成を重視したい。後任監督には、矢野路線を継承できる人材を求めている。(中略)今の阪神が求める指針に近いことは間違いない」(前出のOB)
そこで平田二軍監督である。同監督は明大出身で、野村監督の後に就任した星野仙一監督(02~03年)の後輩。星野監督の専属広報を務めるなど「星野派」としてのイメージが強いが、一方で、野村氏から薫陶を受けた人物でもある。
平田二軍監督は(中略)今でも『野村ノート』はミーティングの時にいっぱい使わせてもらっている」と明かした上で、滔々とこう語った。
「キャンプに入るにあたり、(中略)
阪神内では、野村イズムの後継者を担うことができる人材と言っていい。
「仮に平田監督の昇格が決まれば、野村克則コーチも二軍監督ないしはヘッドコーチに昇格する案が浮上しています」
とは、別の球団OB。
「平田さんとカツノリコーチはともに明大出身。以前からよく知る間柄です。平田さんがコロナで休養した際には、野村コーチが代行監督を務めた。これも来季への布石・・・・・
なんか平田でも良い気がしてきた。