(セ・リーグ、阪神9ー1ヤクルト、21回戦、ヤクルト12勝9敗、7日、甲子園)阪神が四回に一挙6点を奪って、快勝した。高梨裕稔投手(31)を攻め、無死満塁から木浪聖也内野手(28)の押し出し四球、梅野隆太郎捕手(31)の2点打、近本光司外野手(27)の3点三塁で試合を決めた。1イニング6得点は4月30日の巨人戦(東京ドーム)の七回に並ぶ今季最多。近本は六回の犠飛でプロ初の1試合4打点。大山悠輔内野手(27)は13試合連続安打とした。自身も2点打を放って1失点完投で連敗を「3」で止めた伊藤将司投手(26)は甲子園10連勝。プロ2年目でヤクルト戦初勝利を挙げ、セ5球団から白星をマークした。六回、マウンド付近への飛球に対し、三塁・佐藤輝明内野手(23)、一塁のジェフリー・マルテ内野手(31)の連係が合わず、二塁打にしてしまうシーンがあった。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績62勝64敗3分=残り14試合、観衆3万6796人)。
(テレビインタビュー)
ーースカッとした勝ち方
「そうですね、久しぶりにゆっくり見られました」
ーー最大の功労者は伊藤将
「そうですね、はい」
ーー甲子園での連勝もあり、6完投目
「(中略)素晴らしいですね」
ーー村上を見事に封じて完投した(遊飛、見逃し三振、二ゴロ併殺で3打数無安打)
「今乗りに乗っている素晴らしいバッター。抑えて自分の流れ(中略)
ーー点を取るまでゲームを作った点も評価しているのでは?
「ほとんどの試合で将司がゲームを作ってくれてます。援護ができなくて、ピッチングが苦しくなるところもあると思うんですけど、チームに欠かせない存在ですね」
ーー木浪選手の押し出し四球からつながった
「リュウが(中略)効果的に点が取れましたね」
ーー近本のタイムリーは大きかった
「(中略)本当に大きいですね」
ーー残り15試合を切ったが、上に勝ち上がる気持ちは変わらない
「(中略)一つでも上に行く気持ちは全く変わらないです」
ーー今日のようなゲームができれば自信も膨らむ
「バネにして、戦っていきます。
ーー伊藤将は2桁勝利がかかる
「本人の最低限の目標(中略)
ーーウキウキする試合を期待している
「毎日そういう試合を見せられるよう頑張っていきます」
(囲み)
ーー伊藤将は持ち味を発揮
「素晴らしいとしか言いようがないです」
ーー不運な形で1点取られた後もリズムを崩さなかった
「そやね。(中略)そういうことができるピッチャー」
ーー大山はいい状態をキープ
「うーん。いい時はもっといいと思っているし、今でいいとは思っていないけど」
ーー1、2、3番で3盗塁
「それは展開もあるしね。仕掛けるのはウチの野球なので、どんな状況でも、昨日も負けてるところでも近本がセーフになっているし。それは勝ったからこうやってクローズアップされ、負けたらされないのは、勝負の世界はあると思うので。別に今日だけ目立っているわけではないと思うし、俺の中では変わらずにやってくれていると思っています」
ーー木浪が10球粘って
「アイツも必死。(中略)思いは強い選手なので。ああいう形に・・・・・
伊藤くん、素晴らしいですね。