最短5試合で不在の岩崎優投手(30)に代わる抑えにラウル・アルカンタラ投手(29)を指名(中略)特にアルカンタラとの絆は固い。登板後の報道陣への“塩対応”とはひと味違うブルペンの舞台裏に、阪神担当記者の遠藤礼が迫った。
(中略)
岩崎は、必ずアルカンタラを伴って歩いてくる。
「あれはその前に2人でトレーニングしてるから?」。率直に岩崎に聞いてみると「あいつ(アルカンタラ)がいつも自分を待ってるだけです」と返ってきた。そのまま終わってしまいそうだったので食い下がって聞くと
(中略)
「1人でいるより、みんなと打ち解ける方が絶対にパフォーマンスは出る。最初は間に自分が入ってました。今はもうアルカンタラは誰とでも話せるようになってます。パフォーマンスが上がるのは気持ちの部分も大きいと思ってますので」
グラウンド入りだけでなく練習中も岩崎の隣には、常に笑顔のアルカンタラがいて、そこに湯浅、浜地ら若手投手も(中略)助っ人のサポート役を買って出ていたのだ。
(中略)
「呉昇桓(オスンファン)は福さん(福原現コーチ)、ドリスは(藤川)球児さんが本当にいろいろやっていたのを自分は見ている。そういう意味ではケラーはちょっとかわいそうでしたけど…」。開幕から2登板だけで2軍降格。話す機会もなかったケラーとは7日の再昇格後は談笑する姿が・・・・・
イズムがしっかり受け継がれていて頼もしいね