【内田雅也の追球】なぜマルテは生還できたのか 6秒79 阪神決勝点の背景にあった走塁技術(スポニチアネックス)
— 𝑆𝒆𝒏𝒏𝒂𝒓𝒕𝒐𝒏 (@sennarton) April 5, 2021
個人的に今年1の記事かも#Yahooニュースhttps://t.co/2Q28pQqdUq
阪神決勝の生還を果たしたジェフリー・マルテの走塁を再現してみる。
1―1同点の6回裏2死一、二塁。陽川尚将の左前打で二塁から還った。中日がリプレー検証をリクエストしたほど際どい生還の背景には多くの要素が詰まっていた。
1ボール2ストライクと「ストライク・スタート」の状況だった。二塁走者は投球コースがよく見える。ストライクと見れば、打球に関係なくスタートする。見逃しや空振りで三振なら3死で攻撃が終わるからだ。
マルテは第2リードをシャッフルして広めに取り、左腕・小笠原慎之助の緩いカーブが高めから低めに入ろうとした瞬間に1歩目を切った。コンマ何秒かを稼いだ。
陽川の打球はゴロとなり、三遊間を抜け(中略)判断は三塁ベースコーチ・藤本敦士が下し、右腕を回していた。
(中略)
「三塁コーチは割りの合わない商売です」と、あるコーチの話が出ている。「二塁走者を一本のヒットでホームに突っ込ませ、セーフになっても褒められることはない。走者の好走塁と賞賛(しょうさん)されます。アウトになったら、三塁コーチの判断ミスと滅茶苦茶(めちゃくちゃ)に批判されます」
責任重大な仕事だが、この時の藤本の「回れ」指示は好判断だったと称えられていい。
さらに光ったのはマルテが三塁を回った後、外側に膨らむのを抑えた点だ。京セラドームは
(中略)
「三塁手前で少し力を抜き、小さく鋭く回る方が本塁到達は速い」と、壇上にベースを置いて実践して見せた。全力疾走ばかりが好走塁ではないと教えた。
この技術をコーチとなった今も伝えているのだろう。これでまたコンマ何秒
(中略)
本塁送球はワンバウンドで正確だった。マルテは右足から滑りこんだ。次打者・梅野隆太郎が両手を2度3度下におろし「まっすぐ滑れ」と回り込む必要がないと指示していた。この「本塁コーチ」の判断
(中略)
テレビのVTRを見直しながら、手もとのストップウオッチで計ると、陽川のインパクトの瞬間からマルテの本塁生還まで6秒79だった。一般に二塁から本塁への走塁タイムは6秒8が生死の分かれ目とされる。
鈍足と言えるマルテが間一髪で生還できた背景に・・・・・
陽川、マルテ、藤本、梅野。
それぞれのプレーで勝ち越したギリギリのプレーでした
野球っていいですね
# 3分6秒~
https://www.youtube.com/watch?v=DIrPIpqPU4g&t=186s
ええ記事やね。