「全てにおいて、ソフトバンクが巨人を圧倒しています」
ホークスOBの評論家・山内孝徳氏がこう言う。
(中略)
こうしたデータ戦略は試合においても生かされている。1戦目に栗原が菅野の高めのスライダーを本塁打した。菅野のスライダーはこのコースに来ると、読み切ったうえでのスイング
(中略)
山内氏が「鬼に金棒」と言うソフトバンクのデータ戦略は、12球団屈指ともっぱらだ。今や広島を除く11球団が導入するトラックマン(弾道や投球の測定機器)は序の口。資金を惜しみなく投入し、AI技術を活用した「ファストモーション」を導入するなど、大リーグと同程度のデータを活用
(中略)
「外部から優秀なアナリストをヘッドハンティングし、人数も12球団屈指です。以前からデータ分析に力を入れている分、データの蓄積が豊富で、他球団では検索できないようなデータがPC、携帯用アプリに詰め込まれている。例えば巨人の坂本の対策を練る際に、自分以外の他の投手の投球映像を探して見ることができる。投手が打者攻略の糸口を探る際、他の投手の攻め方が参考になるケースは少なくない。映像データにも優れ、投手のクセなどを徹底解析、周東が50盗塁して盗塁王を獲得できたのは、こうした分析力があったからこそでしょう」
(中略)
巨人OBは、「巨人がソフトバンクに勝つためには、育成、ドラフト戦略の強化が不可欠(中略)コロナ禍で球団の収入が減り、湯水のようにカネを使えないものの、今オフは、いわゆるパワー系の選手の補強が加速するかもしれない」と、こう続ける。
「その候補の一人が阪神を自由契約になったボーア(32)です。(中略)巨人は阪神にいた選手を取るケースはほとんどないが、球場が狭く、天候に左右されない東京ドームが本拠地であれば一層、期待できるのではないか」
かねて巨人は、昨季まで2年連続でセの本塁打王を獲得したDeNAのソト(31)や、西武の守護神である増田達至(32)の獲得調査・・・・・
東京ドームが本拠地になれば25本以上は打てるかもね