若いのはどないした。出てこんやないか。虎党がいつも言うポイントだ。前任監督の金本知憲が変革しようとしたのは、この点だった。もちろん現在の指揮官・矢野燿大の仕事もそこにある。「育てながら勝つ」。難しい課題に取り組んでいるのも同じだ。
大山悠輔だ。前日は延長11回に決勝右前打をマーク。26日の1戦目も先制犠飛を放った。4番打者として苦しみながらも、なんとか仕事をこなしている。そこは評価したい。
(中略)
「う~ん。点差がついたから長打を狙うというのはないですね。打撃なんて一瞬で崩れてしまうものなんで。自分もそうでした」
こちらにそう指摘した上で、しかし、浜中も感じていることを率直に話した。
「大山が豪快なスイングをできなくなっているのは課題ですね。スイングに怖さがない。怖さがなければダメですから。しかも本塁打の出やすい東京ドームなのにそんな感じがなかった。そこですよね」
感じていたことの正体はまさに・・・・・
シーズン序盤から豪快なスイングなんてあんまりしてないような