「原口さんの姿を僕も見習っていかないといけないと思った」
3月上旬からリハビリを開始した原口とは遠征中の残留練習などで多くの時間をともにしてきた。何より大病に打ち克ち、再びグラウンドに立つという共通の目標があった。一足先に8日のウエスタン・リーグ中日戦で実戦復帰した背番号94。代打登場で鳴尾浜球場に詰めかけたファンから万雷の拍手を送られる光景を、ベンチ入りしていた横田は目に焼き付けていた。
「刺激とかそういう気持ちよりも、少し悔しい気持ちがあったんです。自分はまだ試合にも出てないんで…。その時は少し悔しい気持ちが湧きました」
選手として偽りない本心だろう。17年2月の春季キャンプ中に離脱してから昨年まで2年間、実戦には出場していない。毎日ユニホームを泥だらけにしていた男にとって自己表現できない長い日々を思えば焦りもある。特に今年は「試合に出て応援してくれる人に恩返しする」と覚悟が強い・・・・・
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気長に、でも首を長くして待ってるで!