野球評論家の権藤博氏(80)はイキのいい投球内容に目を向けた。
浜地はいい。すごくいいね。全体的に球が高く、4回で2発を浴びて6失点したけど、数字は評価に値しない。この3連戦の巨人打線は手の付けられないスゴさで、誰が投げても打たれますよ。評価したいのは打たれた同じ球で、しかもストライクゾーンでやり返した堂々の投げっぷりです。
たとえば初回、
(中略)
普通、前の打席で打たれた球種で勝負できませんよ。(中略)大当たりだった丸なんて手も足も出ず、2打席連続フォークで見逃し三振ですからね。四球0も素晴らしい。奪三振も6個。立派のひと言です。
(中略)
打たれたことばかり反省させて、もっと際どいところに投げなさいとか細かいことを言ったら、持ち味がつぶれますよ。相手が巨人でなかったら十分通用したでしょう。こういう投手を大事に育てて欲しい。大きく育つ期待感がたっぷり、将来が・・・・・
大事に!
変化球さえ浮かなければ