今季開幕2週間前に阪神からトレードされたこの左腕が、10年ぶりの日本シリーズ出場を目指す埼玉西武ライオンズのクライマックスシリーズ(CS)突破のカギを握るひとりになるとは、誰が予想できただろうか。
榎田の野球人生が好転するきっかけは、トレード前にさかのぼる。昨年11月、阪神の矢野燿大二軍監督から動作解析の先生を紹介されたことが始まりだった。
「そこからいろいろできることをやろうと思って、歯の治療やいろんなことをやっていきました。(東京ガス時代の同期の)楽天の美馬(学)と一緒に練習していくなかで、『身体の使い方を教えてくれる先生がいるよ』と言ってもらえて。そこで身体を見てもらって、次の日にキャッチボールしたとき、すごく変わったというか。それを実感できたので、1月の自主トレで3日間でしたけど、練習に参加してみようかなと」
ソフトバンクの千賀滉大や石川柊太(しゅうた)が飛躍のきっかけを掴んだ、福岡県の鴻江(こうのえ)スポーツアカデミーの門を榎田も叩いた(関連記事『逆転優勝を狙うホークス。好調な千賀と石川を支えるトレーナーの教え』)。猫背型か、反り腰型かで身体の使い方を区別する鴻江寿治トレーナーの方法論は、榎田の常識を覆すものだった。
「今までは投げる際、『身体が突っ込むな』と教わることが多かったけど、逆に先生は『左ピッチャーは突っ込んでいい』と。左ピッチャーは結局、突っ込まないと投げられないので、『右半身で出ていきなさい』とよく言われます。今まで教わってきたことと全然違うので、『突っ込んでいいんだ』と思ったときに
(中略)
榎田は鴻江アカデミーで身体の使い方を学んだことが「すべてではない」と言い切る。それはあくまで一因で、そのほかにも動作解析や、さまざまなきっかけがある。冒頭で述べた歯の治療もそのひとつだ。
「右を噛みやすくて、『どうしても力んで前に突っ込む』と言われ
(中略)
西武で多和田真三郎(16勝5敗)、菊池雄星(14勝4敗)に続く勝ち星(11勝4敗)を残した。先発3番手として首脳陣の信頼を勝ち取り、CSファイナルステージでは第3戦で起用されることが予想され・・・・・
矢野さん紹介☆
プロ野球選手をはじめトップアスリートの幅広い支持を集めるカリスマスポーツトレーナーの鴻江寿治氏が、その理論を一般に応用。
「うで体=猫背型」か「あし体=反り腰型」かで人間の身体は大きく異なり、それぞれに合わせた運動、服、家具、寝具選びをすることで肩こりや腰痛など体の不調を軽減できる。
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頑張って!応援してるよ~!!