チーム関係者が「今まで(チームの編成)は監督の意向が色濃く反映されてきたが、今後は、そうはいかない。これまでとは違い、球団がイニシアチブを取って動いている」と話すように“監督特権”は大幅に縮小される見通しだ。
その一つが首脳陣のテコ入れ。球団側は西武や中日でプレーした和田一浩氏(46)の招聘に動くとともに、8年ぶりのファーム日本一に輝いた矢野二軍監督を一軍のヘッドコーチに昇格させることが濃厚。わずか1年での“一軍出戻り”となれば異例の人事になるが、球団フロント主導のものだという。
新人獲得に関しても、しかり。過去3年のドラフト会議では指揮官の進言により高山や大山など野手を1位指名したが、今年は様子が違う。来季の巻き返しを狙う現場サイドは即戦力投手を望んでいるが、球団側は将来的にセンターラインを任せられる逸材の獲得を目指しており、大阪桐蔭の根尾昂内野手や藤原恭大外野手を1位指名する構えだ。
とはいえ、金本監督にとって権限縮小はマイナス面ばかりではない。「いろいろと任され過ぎていたところがあって監督も大変だったはず。これで現場に集中できるのではないか」(球団関係者)との声もある。風当たり・・・・・
そのフロントが1番の原因だから…