ニカラグア南部、コスタリカ国境近くの町・リバス。南北アメリカ大陸を貫くパンアメリカンハイウェイ沿いにある古びた球場に薄暗い灯がともる。そのグラウンドでキャッチボールをしている選手たちのなかに懐かしい顔があった。
彼の名はダーウィン・クビアン。2005年から3年間、阪神タイガースでプレーしたピッチャーだ。もともとサッカー選手で野球経験はなく、高校生の時にヤンキースのベネズエラ・アカデミーで試しにボールを投げた(中略)その後はメキシコ、韓国、故郷のベネズエラでプレー。ここ数年はイタリアに渡り、45歳の今も現役を続け(中略)
そんな閑散としたスタンドをよそに黙々とプレーしていたのが、ドミニカ人のネルソン・ペレスだ。彼もまた、阪神のユニフォームに袖を通した”元虎戦士”である。
2007年にシカゴ・カブスのマイナーでデビューを飾ったものの、アメリカでは2Aどまり。その後、メキシカンリーグでプレーしたが、ジャパニーズドリームを求めて2015年にルートインBCリーグの石川ミリオンスターズに入団。ここで格の違いを見せつけると、攻撃力不足に悩む阪神にシーズン途中で引き抜かれた。
阪神入団後は、外国人枠の関係でなかなか一軍昇格のチャンスに恵まれなかったが、二軍の試合ではシーズンの半分しかプレーしなかったにもかかわらず、チーム最多の14本塁打(中略) ペレスも、気持ちは来るべき2018年シーズンへと向かっていた。
「日本でもう一度チャレンジするよ」
今シーズン、ペレスは四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツで・・・・・
覚えてる!
手のデカかった人?