金本監督は今季開幕前、前年7勝に終わった藤浪の復活について、「意図して荒々しさを出していくという意味で胸元にきっちり」と話し、内角攻めをポイントに挙げた。
「ただ、抜け球が多く、球が自然にシュート回転する藤浪に関してはこれが裏目に出たかもしれない。開幕直後の4月4日のヤクルト戦で右打者の畠山に頭部死球を与えて大乱闘に発展したが、2ボール0ストライクからのツーシームが抜け球になった。逃げずに内角を攻めるという意図がむしろ空回りしたと思う。以降はブルペンでは良くても、試合では1球でも球が抜けるとストレートが投げられなくなり、カットボールなどに頼った。これは心と技術の問題。抜け球を投げた後に外角めがけてストレートを投げられるようになれば違ってくるはず。あえて内角を狙う必要はない。彼の球速と球威があれば外角中心でも十分に抑えられる。そのためには肩が開かないように軸足にタメをつくって『残す』こと。緩急をつけるためにチェンジアップを覚えてもいい。打者のタイミングを外すことができれば少々コースが甘くなっても痛い目には遭わない。左打者対策にもなるはずです」(福間氏)・・・・・
内より外を!
外角中心の配球はもう古いでっせ