治療にも練習にもストイックに取り組み、ふたたび一軍の主力として輝きを取り戻すことを目指した良太だったが、年を追うごとに出場機会は減少し、その夢はついに叶わなかった。
「筋力、練習への取り組みなどあらゆる面で兄を凌駕していた良太が、兄を超えられなかった理由はわかりません。ただ、もし良太が若いころから金本のような存在のそばで野球ができていたら、また違った選手人生になったのではないかと思うこともある。
一瞬だったにせよ、私の目には良太の素質は間違いなく輝いて見えていたのです」(前出・平岡氏)・・・・・
兄弟の命運…
え?