――胴上げは辞退した。
「この年ですから。現役を辞める時にベンチ前でチームメートに胴上げをされた。それでもういいと思う。胴上げは勝者がするもの。僕はもう去って行く人間ですから。三塁で選手たちが胴上げをしたいと言っていたらしいんですけど、選手には非常に感謝している。僕自身の気持ちで胴上げをされる身ではないなと。そういう思いの方が強かった。選手には本当に申し訳ない。そこまで足を運ぶことができなかった」
――辞退の気持ちは固まっていたのか。
「決めていました。狩野が昨日辞めて、狩野は“胴上げするから”と。絶対にしなくていいから気にしないでと言った。照れとか、そういう部分ではなくて、優勝監督が胴上げされる美学。選手が引退する時に最後のグラウンドの別れの胴上げはいいと思う。僕はされる立場ではない。立場的に違うと最初から思っていた。僕の中では絶対にしないと。掛布コールで十分。感謝しています」・・・・・
掛布2軍監督!!!
掛布コール、たくさん聞こえましたか?!
胴上げを辞退したことにそんな思いがあったとは‥‥
でもまだ「去る」じゃないですもんね。
立場は変わってもこれからも阪神をお願いします!