心配した。昨季、どん底を味わい、遊撃のポジションを失った背番号「1」を何度もおもんぱかった。「アイツ…俺らの前では弱音を吐いたりしないけど…」。打撃不振というこれまでにない大きな壁をはね返すときを祈り、見守り続けた。「主将」という責任も、鳥谷から預かった。現役時代に2539安打を放った金本監督も土俵際での踏ん張りに目を細めた。
「長い間やっていれば、1年ぐらい、ああいう年はある。年齢的にも去年が35歳かな。どーんと成績が落ちたら、次の年が勝負になるんだけれど、その勝負に見事勝ったわけだし」・・・・・
トリ!
鉄人なめたらあかん