福留が声をかける。高山がすぐに反応する。身ぶり手ぶりを交えての15分間。朝から降り続いていた雨により、野手も投手もところ狭しと集まった室内練習場の奥で、静かに、そして濃密な“塾”が開校された。
「(福留さんとは)打撃の話をしました。全体的なことです」
そこは企業秘密。(中略)
指導についての質問には無言を貫いたが、この日で40歳となった最年長は「(ナインに)言うことは言う」と公言している。心構えも技術も、勝つためにすべてを伝授するつもりだ。金本監督も「言えばいい。俺は別に構わない。選手同士の意見とかもいいと思う。どうぞ、どうぞ」と大歓迎。
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打撃指導!
高山、頼んだわよ!