「自分自身そこまで開幕が大きいことではないと思っています。それよりもシーズンの勝負どころで勝つことの方が大事。開幕投手をやったからエースかと言われると、自分自身、すごく疑問に思いますし、やっぱりシーズン終盤の苦しいところ、大事なところで勝つピッチャーがエースだと思います」
文脈を読み解くと、大黒柱としての強い自負がにじむ。藤浪が強調する「シーズンの勝負どころ」とは優勝を争う8月以降だ。昨年を振り返ると、藤浪は苦しい体にムチを打ち中5日で投げ続けた。特に9月は6試合中、5試合が中5日。まさにエースの働きで、ポストシーズンでは当然のように、初戦マウンドに上がった。突き動かすのは「勝ちたい」という純粋な思いだ。
「とにかく優勝したい。成績はもちろん大事ですが、優勝したいという気持ちが強い。勝ちたい、優勝したいというのは常々、思っていることです」
大阪桐蔭高時代、頂点を極めた男だからこそ勝利への執念は人一倍だ。
引用元 藤浪が開幕投手にこだわらない理由/タイガース/デイリースポーツ online
大事なところで勝つ!
そういうことよ。