もちろんまだ課題も多い。打ちにいくときに右の腰が開くのが早く、手が出てこないからどうしても差し込まれ気味になってしまう。下半身が硬いのも気になったが、まじめで素直な性格は親父とよく似ていた。努力を重ねることのできる選手は間違いなくプロで伸びる。「得津さん、こいつ会話できないっすよ」なんて西岡にいじられて、もじもじしている姿を見ると、先輩にもかわいがられているみたいだ。
今年は一軍にどうにか食らいつき、チャンスを待ちながら経験を積む。一番大事なのは三振を恐れず、とにかく「振る」ことだ。広角に打とうとか、率を残そうとか考える必要はない。プロのスピードに慣れさえすれば、率なんて後から自然についてくるというものだ。
タイプとしては「横田2世」というよりは、ソフトバンクの柳田か。周囲が「トラの柳田」と期待するのも納得の、スケールの大きさはやはり魅力的だ。3年後には日本球界を代表する選手になっているのではないかと思う。
横田!
この写真俺とそっくりやな(糸井)