活躍した外国人選手
マット・マートン
今季は期待を裏切ったもののマートンが阪神屈指の優良外国人選手であることに異論のあるファンはいないだろう。入団1年目の2010年にプロ野球最多記録(当時)となる214安打を記録するなど安打製造機として大活躍。在籍6年間で首位打者1度、最多安打3回をマークしている。近年はトラブルもあったものの、非常にまじめな性格でファンからも愛された。
10年入団 832試合 打率.310(3287-1020) 77本 417打点 OPS.789
引用元 阪神の成績に大きく影響。マートン、バース、グリーンウェル……明暗分かれる外国人選手 | ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)
ランディ・バース
阪神の外国人選手として絶対に外せないのが「神様仏様バース様」と呼ばれたランディ・バース。1985年に.350 54本 134打点の成績で打撃タイトルを独占し、日本一に貢献。シーズンと日本シリーズの両方でMVPも獲得した。同年のバックスクリーン3連発はあまりにも有名だ。翌86年も2年連続で三冠王を達成、シーズン打率の日本記録も保持と球史に残る大打者だっただけに、退団の経緯には悔いが残る。
83年入団 832試合 打率.337(2208-743) 202本 486打点 OPS1.078
ジーン・バッキー
打の外国人選手がバースなら投の最優秀外国人選手はジーン・バッキーだろう。
62年途中に入団すると猛特訓で制球難を克服し主戦投手へと成長。64年には29勝9敗、防御率1.89の好成績で球団史上2度目のリーグ優勝の原動力となり沢村賞も受賞した。外国人選手の沢村賞受賞は現在でもこの年のバッキーのみだ。68年に巨人戦での乱闘で親指を骨折し、それ以降は1勝もあげられなかった。通算100勝はスタンカ(元南海)と並び米国出身者では1位タイ。
62年入団 251試合100勝80敗 825K/442BB 防御率2.34
マウロ・ゴメス
286試合 打率.277 43本塁打 181打点(14~)
来日1年目から打点王を獲得。今季は成績こそ落としたものの4番を中心に全試合出場。
呉昇桓
127試合 4勝7敗80S 防御率2.25 (14~)
「石直球」を武器に2年連続セーブ王。韓国時代の通算277セーブはKBO最多記録。
ランディ・メッセンジャー 171試合 61勝54敗 防御率3.05 (10~)
4年続けた二桁勝利は途切れたが今季も先発の柱として活躍。13,14年奪三振王。
アンディ・シーツ
682試合 打率.289 95本塁打 374打点(03~07年)
広島でも活躍して阪神へ。シャープな打撃に3年連続ゴールデングラブの一塁守備。引退後は駐米スカウトとしても活躍した。
ジェフ・ウィリアムス
371試合 16勝17敗47S 防御率2.20 (03~09年)
クロスファイヤーとスライダーを武器にJFKの一因として活躍。性格も良くチームメイトからも愛された。
ジョージ・アリアス
639試合 打率.259 161本塁打 436打点(00~04,06年)
02年に阪神入団後3年連続オールスター出場。優勝の03年には38本、107打点で応援歌通り救世主に。
トーマス・オマリー
742試合 打率.315 123本塁打 488打点(91~96年)
92年にパチョレックと共に90年代唯一のAクラスの原動力に。93年首位打者、ヤクルト移籍の95年にはMVP獲得。
セシル・フィルダー
106試合 打率.302 38本塁打 81打点(89年)
日本では終盤の怪我で本塁打王逃がすも、メジャー復帰後に2年連続本塁打王、3年連続打点王。
マット・キーオ
107試合 45勝44敗 防御率3.73 (87~90年)
来日1年目から開幕投手を務め3年連続二桁勝利。低迷期阪神のエース。
マイク・ラインバック
565試合 打率.296 94本塁打 324打点(76~80年)
江川卓のデビュー戦での逆転3ランで有名。79年にはファン投票でオールスター選出&ベスト9。
ウィリー・カークランド
703試合 打率.246 126本塁打 304打点(68~73年)
長打不足のチームの数少ない大砲として活躍。爪楊枝を咥えてプレーする姿からついたあだ名は「モンジロー」。
マイク・ソロムコ
622試合 打率.250 92本塁打 274打点(60~65年)
阪神初の白人系選手。入団から4年連続二桁本塁打の活躍で5・6番打者としてチームを支えた。
活躍できなかった外国人選手
マイク・グリーンウェル
メジャー通算130本塁打、1988年には打率.325、119打点でシルバースラッガー賞にも輝くなど抜群の実績を誇ったグリーンウェル。阪神が球団史上最高額となる3.8億円の大金を払い獲得した超大物外国人選手だけにファンの期待も大きかったが、春季キャンプで背中の痛みを訴え途中帰国すると、再来日は開幕後の4月下旬。5月3日に初出場を果たしたものの、5月11日の巨人戦で自打球により骨折、「野球を辞めろという神のお告げ」の名文句を残しさっさと帰国してしまった。高額の契約金、そしてその衝撃的すぎる退団劇故に今でも「史上最悪の外国人選手」の1人として名高い。
日本ではわずか7試合出場、散々な成績に終わったグリーンウェルだが、帰国後は遊園地ビジネスに成功、レーサーに転向し2006年にはレース出場も果たしている。
97年入団 7試合 打率.231(26-6) 0本 5打点 OPS.656
ロブ・ディアー
メジャー通算226本塁打、前年まで8年連続20本塁打以上という実績をひっさげての来日だったディアー、キャンプの打撃練習では特大アーチでスタンドを沸かすも、シーズンに入ってからはからっきし。外角低めの変化球にかすりもしない日々が続き、三振の山を積み重ねた。
結局8月に怪我で帰国し、そのまま退団。「2億7千万の大型扇風機」と揶揄された。96年にはパドレスで50打数30三振、三振率6割の記録を作り引退、引退後は打撃コーチをつとめ「俺のようなスイングをするな」。
94年入団 70試合 打率.151(192-29) 8本 21打点 76三振OPS.576
ダレル・メイ
成績こそ悪くなかったもののそのお騒がせっぷりが目立ったのがダレル・メイ。
98年に入団すると、1年目は安定したピッチングを見せたものの援護なく4勝。2年目は6勝こそあげたものの、松井秀喜を死球で激怒させる、抗議中にランナーを返してしまい失点といったプレーに加え、当時の野村監督を中傷するビラを配って回るなどの問題行動で、球団から罰金1200万円と無期限謹慎処分を受けた。
その後は巨人に移籍して2年連続二けた勝利、2002年のメジャー復帰後もロイヤルズの主戦投手として活躍した。
98年入団 89試合32勝31敗 540K/178BB 防御率3.67
ブルックス・コンラッド
24試合 打率.175 0本塁打 0打点(13年)
「短期間で獲得を決めた」ところあえなく失敗。阪神外国人選手野手史上初の0打点に終わる。
ケビン・メンチ
15試合 打率.148 0本塁打 2打点(09年)
5ツールプレイヤーとして期待も140km/hにすら対応できずからっきし。
ルー・フォード
47試合 打率.225 3本塁打 11打点(08年)
メジャー時代はガッツあふれるプレーで人気を集めたが、日本ではその片鱗も見せられず。大学ではコンピューター科学を学んでいた秀才。
エステバン・ジャン
21試合 6勝5敗 防御率4.66 (07年)
シーズン12ボークの日本新記録。「ドミニカに帰りたい」発言も。
マイク・キンケード
26試合 打率.233 3本塁打 7打点(04年)
わずか26試合で12死球。開幕戦では球審への暴言で開幕戦46年ぶりとなる退場処分。
トニー・タラスコ
102試合 打率.239 19本塁打 57打点(00年)
外野の守備は一級品。新庄との右中間は鉄壁も、打撃不振のためわずか1年で解雇。
ハワード・バトル
13試合 打率.227 1本塁打 1打点(00年)
太りすぎでキャンプ、開幕ともに2軍スタート。成績は散々も、ベンチにいるとなぜか連勝の続くジンクスから「勝利の大黒様」と呼ばれた。
ルパート・ジョーンズ
52試合 打率.254 8本塁打 27打点(88年)
退団のバースに代わって入団した元祖「バースの再来」。日本で初めて背番号00をつけた選手としても有名。
抜粋です。是非ベースボールチャンネルの本記事、阪神の成績に大きく影響。マートン、バース、グリーンウェル……明暗分かれる外国人選手を読んでみてください!\(^o^)/
何でワイの名前がないねん!!!!!!怒るでホンマ!!