今オフには、移籍志願する選手が増える見込みがある
昨年の現役ドラフトで移籍した選手のほとんどがポジティブにとらえ、チャンスをもらえたという
移籍前は出場機会が少なかった選手たちも、新天地でアピールを続け、定着しそうな勢い
選手会の森忠仁事務局長は12球団の春季キャンプ地を回り、昨年12月9日にプロ野球で初めて実施された現役ドラフトのヒアリング結果を報告。同制度で移籍した12人の選手について「大半の選手がポジティブにとらえていた。扱いも1軍帯同がほとんどだった。12球団のうち10球団だったと思いますが、
(中略)
ソフトバンクから阪神に移籍した左腕の大竹耕太郎投手(27)は紅白戦などの実戦で結果を出し続け、今月5日のオリックス戦(甲子園球場)で3~4回を投げる予定。岡田監督は「ええから使わな仕方ない」と独特の表現で高く評価しており、開幕ローテーション入りは濃厚だ。
楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手(25)もオープン戦3試合に出場した段階で7打数3安打、2盗塁、打率4割2分9厘。オープン戦以外の練習試合でも活躍し、「1番左翼」をつかもうかという勢い。2月28日にはウォーカー、萩尾、秋広、井上、育成の鈴木と一挙に5人の選手を2軍に落とした原監督もオコエの躍動には目を細めている。DeNAから中日に移籍の細川成也外野手(24)も
(中略)
いずれも移籍前の球団では2軍暮らしか、出場機会の得られなかった選手達ばかり。それが新天地に移って迎えた春季キャンプでは「水を得た魚」のようなプレーを見せ、首脳陣にアピールを続けている。
(中略)
巨人などは当初、「戦力外選手の交換にしかならない」と反対。実現のレールに乗らなかったが、12球団選手関係委員会の委員長を務めた阪神・谷本修副社長兼球団本部長(当時の肩書)を中心に魅力のあるシステムにまとめ上げ、12球団の経営者と選手会の合意に至った。
(中略)
現状のままでいつか現役生活を終えた時にどう思うのか。あの時、あの瞬間、他球団でチャンスをもらっていたら…と後悔する日が来る。同じ環境で燻るよりも勇気を出して手を挙げよう…と思う選手が一気に増えるだろう。今年の12月、現役ドラフトでの移籍選手は倍増するかも・・・・・
どうなることやら、です
倍増したらええやんか。人材の活性化よ。