◆2022 JERA クライマックスシリーズ セ 第1S第3戦 DeNA2―3阪神(10日・横浜)
阪神が1点差で競り勝ち、最終S進出を決めた。矢野燿大監督は2点差とされた3回途中から「勝ちパターン」の中継ぎの一人である浜地を投入してDeNAの攻撃の流れを止めると、逆転した後の6回途中から西純を使った。先発が本職の右腕を連投で8回途中まで続投させ、8回2死二塁から湯浅に託した。その守護神は9回に1死満塁の大ピンチをしのいだ。登板した全投手がイニングをまたぐ異例の継投。攻撃でも6回に近本、大山にバントを命じるなど執念の采配を見せ、原口が決勝打を放った。以下は試合後の矢野監督の一問一答。
(テレビ中継の勝利インタビューで)
―目が充血している
「そりゃするでしょ。選手たちがみんなでつないで、必死にこうやってやってくれたんですから、こんなにうれしいことはないです」
―最後は湯浅が重圧をはねのけた
「もうね、どんなことが起こっても、湯浅が今年成長してくれたおかげ(中略)
―監督自らマウンドに足を運んだ
「『ドラマつくるなあ』って言って。『もういくしかない、強気やっ。思い切り楽しんで。この場面、お前に賭けているから、どんな結果でもいいから、思い切って行ってくれ』。そんな声をかけました」
―湯浅はどんな表情でその言葉を聞いていたか。
「行った時から笑顔で迎えてくれたというか、笑顔になったんで。いい顔をしているなと思いました」
―1勝1敗で迎えた第3戦
「僕個人としてはもちろん、退任を発表してから毎日毎日、今日が最後、今日が最後と思って来ましたけど。負ければ明日がもうない状態でしたし、いいチームなんで、この選手たちとやりたいなという気持ちが、やっぱり欲が出てきたので、そういうところの複雑ないろんな思いがありましたけどね」
―この3戦は若い投手が躍動した。
「いや、もうみんなですよね。本当に(中略)
―4回に佐藤輝が流れを変える本塁打
「まさかいくとは思いませんでしたけど、風もフォローだった(中略)
―6回、近本はバント失敗の後に同点打
「近本があんなガチガチになってバントをするのは、なかなか見られないんで(笑い)。でも、(中略)
―原口も勝負強い打撃
「いや、もう原口は執念の男なんで(中略)
―終盤は守備でも好プレーが多かった
「近本もよく守ってくれましたし、タカヒロ(熊谷)もいいプレーをしてくれましたし。ほんとに全員野球というのが、俺たちの野球(中略)
―今季2勝11敗だった横浜で雪辱
「まあ、(中略)
―ファイナル進出を決めて
「(中略)チーム全員でファイナルを戦っていきます」
―常に夢と理想を語り続けてきた。夢の続きは
「選手たちがこんなドラマを作ってくれているんでね。(中略)まだドラマは終わらないと思うんで、全員で夢と理想を追って、最高のドラマを起こしてきます」・・・・・
―スタメンに起用した北條が逆転の起点となる二塁打
「一緒にあいつもずっとやってきて、何かこう流れを変えられる男やし(中略)
―第2戦まで無安打の原口が決勝打。大事な場面に強い
「(中略)もう任せるだけかなと。ほんと、よく打ってくれました」
―継投は
「いやあ、まあね。どこまでどうするかっていうのはね、本当に難しいし、もちろん延長も考えないとダメだし。そういうところで難しかったけど、(西)純矢が本当あそこを粘ってくれたのが大きかったし。まあ全員、全員なんやけど。全員なんやけどね。純矢があれだけ(中略)
―連投の西純は状態の良さも感じているか
「終盤にちょっと中(継ぎ)をやったのも(生きている)。(中略)来年は先発でいっぱい勝ってるピッチャーになってるやろうから、この経験は生きると思うので」
―守りでは近本、熊谷らが執念を感じる好プレー
「執念というか・・・・・
マジで面白くなってきた
ほんまにぐっちゃぐちゃ
ガチで遊んでる
ほんまにおもろい