藤浪は近年、「制球難との戦い」に明け暮れているのが実情だ。
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「制球難はマイナス要素。メジャーの先発は90~100球で五~六回まで投げないといけない。今の藤浪なら4回を投げるのが精いっぱいでしょう。このままでは先発としては厳しい。奪三振率は8.78とまずまずですから、三振が取れる中継ぎ投手としてなら、日本人や日本球界を経由した選手が好きなレンジャーズ、パドレスなどが手を挙げるかもしれない。沢村がロッテからFAでレッドソックスへ移籍した際の2年総額300万ドル(約4億3200万円)前後の契約になるのではないか」
■大化けの可能性
メジャーで大化けする可能性を指摘する声もある。米球界OBの話。
「体の開きが早いことが制球が安定しない理由のひとつ。メジャーでは投球時の左手のグラブの位置や使い方など何通りかの『処方箋』を用意し、どの『クスリ』が効くのかを順番に試す。これがハマれば十分、メジャーで通用しますよ」
(中略)
すでに複数球団のメジャースカウトが藤浪の投球をチェック済み。球団がポスティングを容認すれば争奪戦に発展しそう・・・・・
給料まさかのキャリアハイ