今季のセ・リーグで規定投球回数に到達している投手は計8人。1球団の平均人数で2人に満たないことを考えると、先発ローテーションで1年間投げ続けることは大きな価値があると再認識する。
その中で、リーグ2位の防御率2.18と抜群の安定感を見せているのが阪神・西勇輝だ。目を見張る剛速球、変化球があるわけではない。強みは総合力だ。相手打者を見る洞察力に優れ、スライダー、シュートと(中略)クオリティスタート(QS、先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えたときに記録)が18度。チームメートで防御率2.07とリーグトップをキープする青柳晃洋の17度を上回る。
オリックス在籍時の2011年から先発ローテに定着し、大きな故障がなく毎年コンスタントに
(中略)
打線の援護との兼ね合いもあり、9勝9敗と2ケタ勝利に届いていないが、十分に合格点をつけられるだろう。
そんな西は今オフの動向も注目される。8月29日に2度目のFA権を取得。他球団の編成担当は「パワー投手ではないので急激に力が落ちることは考えづらい。先発ローテーションで計算できる西は魅力的な投手です。FA権を行使した場合は複数球団が獲得に乗り出す可能性が高い」と分析・・・・・
アルカンタラに使うお金を西さんに回しましょう。