泣いても笑っても残り3試合しかない。相手は全てヤクルトで、27、28日は敵地・神宮で戦う。逆転CSへ3戦全勝あるのみ。矢野監督は、就任ラストイヤーの運命を懸けた戦いへ、決意を込めた。
「(相手が)ヤクルトとか、あと何試合あるとか関係なく、高校野球のトーナメントのつもりで、一戦一戦、戦うしかできないと思う。そういった気持ちで戦っていけば、自分たちでつかみ取れるものがあるんじゃないかと信じている」
(中略)
打者優位の神宮球場だけに、のどから手が出るほど長打がほしいところ。しかし、戦いの軸となるのは何度も言い続けてきた「俺たちの野球」だ。
(中略)
「ウチは誰かが突出したチームじゃないから。まず拓夢(中野)が出てつないで。この前(23日)の広島戦のようにね。その中で足を絡めたり、ピッチャーが粘っていくチームなんで。束にならないとね。ベンチで声を出してくれるし、その意識は高く持ってくれていると思う」
(中略)
0・5差の巨人、同率4位の広島とほぼ横一戦に並んだ。今後直接対決がない3チームが残り試合にそろって全勝すれば、69勝71敗3分、勝率・493で並ぶという歴史的大混戦だ。仮に三つどもえが同着の場合は当該球団間の通算対戦合算になるため、広島に突破を許す。とはいえ、どこかが一つ負けた時点で優位不利が逆転するという(中略)
【この日の阪神・矢野監督語録】
▼高寺の将来性 まだまだミスも出るし(中略)
▼青柳に先陣託す 絶対に気持ちが入る登板になる。今までも(中略)
▼佐藤輝への期待 もちろん(本塁打を)打ってほしい。期待はしているけど・・・・・
おっ、部活の監督としては本領発揮できる舞台やん。