(セ・リーグ、巨人0ー4阪神、19回戦、阪神12勝7敗、19日、東京ドーム)阪神がカード12勝目を挙げ、2年連続のG戦勝ち越しに〝王手〟をかけた。七、八回に佐藤輝明内野手(23)が2打席連続の適時打を放ち、6月22日の広島戦(マツダ)以来となる1試合3打点の活躍。9勝目(7敗)を挙げた西勇輝投手(31)の完封勝利は今季2度目。コロナ陽性を経て1軍に復帰した大山悠輔内野手(27)は3打数無安打1四球だった。またG戦6カード連続勝ち越しも、あと1勝となった。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績54勝57敗2分、観衆3万6043人)。
(テレビインタビュー)
ーー初戦を取って連勝
「その前に大きな連敗をして苦しい形(中略)
ーー序盤は緊迫した投手戦。完封した西勇の立ち上がりは
「いつも通りコースを丁寧に、この球場は投手にとっては有利とはいえないような球場ですけど、今日はコントロール、球の切れ、プラスアルファ集中力というか、そういうのが、ものすごいなという感じで見ていました」
ーー七回まで得点圏に走者を進めなかった
「そこはキャッチャーの坂本もいいリードをしてくれた(中略)
ーー八回にピンチもあったが九回にマウンドに送った心境は
「行けるのであれば、(中略)行っていいと思いました」
ーー4番・佐藤輝が2安打3打点
「(中略)、気持ちを晴らすヒットになったと思うので、ここから乗っていってほしいですね」
ーー中野に続いて大山が戻ってきて、チームのリズムを取り戻しているか
「本人たちの体調もまだ万全ではないですし(中略)
ーー20日に向けて
「本当に今、苦しい状況(中略)前向いて積極的な野球をしていきます」
(囲み)
ーー西勇は気持ちも入っていた
「(中略)素晴らしい、申し分ない投球でした」
ーー坂本も連日の好リード
「そういう部分が一番の持ち味のキャッチャー。勇輝の良いところを誠志郎が出したところはあったと思う。バッテリーでしっかりいけたというのはもちろんある」
ーー佐藤輝が価値ある2本の適時打
「少しずつ良くなりつつあるのかなっていうところが出始めているし、練習でも良くなってきてる部分が出てる。乗っていけるヒット(中略)
ーー大山が戻ってきたのも大きい
「今日は一本出なかったけど、悠輔がいるっていう…やっぱり、ウチは誰か1人で勝てるような打線ではないので、全員行く中で悠輔がいることが相手にもプレッシャーかかったりだとか。今日も健斗がね。あんまり状態良くなかった健斗に今日も2本出たんで。打線というところで攻撃していくがウチの野球。悠輔が帰ってきてくれるのは大きいかなと思います」
ーー中野のバントもいいアイデア(八回無死一塁で成功)
「今年ドラッグ(バント)ってあまり決まった記憶がないんだけど(中略)引き出しにしていってくれたら」
ーー江越も代わってすぐ好捕(八回1死一、二塁で左飛を好捕)
「(中略)尊敬の意味も込めて江越だったら普通なんじゃないかなと思っているけど」
ーー巨人戦の勝ち越しに王手
「(中略)阪神ファンの方にとっても巨人に勝つのは、現役時代もそうだったけど、監督やってからも、みんな巨人に対する意識は強いんで・・・・・
去年東京ドームで西が勝手に降板した印象がどうしても強かったから、このコンビでこの球場で完封出来たのはホンマでかい。ナイスゲーム!