── 「12球団で一番もったいない選手」と呼ばれていることは、ご存知ですか?
そう問いかけると、江越大賀の目尻がみるみると細くなっていった。白いマスクで覆われた鼻から下にも、苦笑が広がっていることがうかがえた。
「知ってはいるんですけど、でも別に僕が12球団で一番ではないかな……と思っていました」
過去5年間の安打数はわずか8本
江越は2014年ドラフト3位で阪神に入団した外野手だ。ずば抜けた身体能力の持ち主で、練習中のパフォーマンスを見れば誰もがそのスケール感に魅了
(中略)
なぜ、ここへきて眠れる大器は目覚めつつあるのか。その謎を解く前に、悪戦苦闘の7年間について振り返ってもらった。江越は「何をしていいのかわからない時間だった」と明かす。
「いろんな方にアドバイスをもらっても、自分では考えずに言われたことをただやっているだけ。その結果よくなっても、なんでよくなったのかはわからない。だから調子が悪くなった時に、自分の力で戻せなくなる。ずっとその繰り返し
(中略)
このままでは自分の野球人生は終わってしまう。危機感を募らせた江越に、親身になってくれるチームメイトがいた。昨季まで阪神に所属したジェリー・サンズである。
サンズは江越にこんな助言を送っている。
「オリックスの杉本(裕太郎)のスイングを見たほうがいい」
江越にとって杉本は1学年上で、東都大学リーグでしのぎを削った仲でもある。杉本と自分には共通点があると江越は気づいた。
「杉本さんはプロに入ってから『当たれば飛ぶ』と言われ
(中略)
4番打者に定着し、打率.301、32本塁打、83打点。本塁打王のタイトルを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献。「ラオウ」の愛称は一躍全国区になった。
もう、なりふり構っていられなかった。江越は関係者を通じて、杉本の自主トレに参加させてもらえるよう懇願した。
「今までは球団の裏方さんに
(中略)
杉本は江越にこんな金言を授けている。
「いかに自分の『打ちたい』という欲
(中略)
「僕は右手が強すぎるみたいで、力むと右手首が早く返ってしまうんです」
さらに、大学時代から頭が投手方向へと突っ込む弱点
(中略)
スイング軌道が「アッパースイングになった」と評されることもあるが、江越の体感は違う。
「イメージは『タテに振る』感じです」
根鈴の教えは「バットを落とせ」というものだった。重力に任せてバットを落下させてから、振り上げる。振り上げるところだけを見ればアッパースイングに見えるが、それ以前の「バットを落とす」感覚がキモなのだ。江越は「余計な力が入らなくなりました」
「今までは体が突っ込まないように、『前にい行っちゃいけない』・・・・・
サンズ!
山本昌氏「12球団で一番もったいない」江越へ助言 #hanshin #tigers #阪神 #npb #タイガース #江越大賀https://t.co/9yN52A9o9U
— 極トラ・プレミアム(日刊スポーツ) (@NikkanNaruohama) November 3, 2019
三振して喜んでる場合じゃなくなった🐯✨❗️
— 猛虎パパ👨👩👦0勝0敗0分🐯 (@_tokyo1985) February 21, 2022
開幕2番 レフトあるぞ‼️#遅咲き#江越大賀 #25#阪神タイガース#ラオウありがとう
阪神・江越 フェン直決勝三塁打「12球団で一番もったいない男」に開花の予感ヒシヒシ(東スポWeb)#Yahooニュースhttps://t.co/DUY2NFyePt
えーゴシゴシ!