阪神は27日のDeNA戦に3―8で敗れて今季初の同一カード3連敗を喫し、2位・巨人に2・5ゲーム差にまで迫られた。得点機4打席凡退を含む5打数無安打に終わった4番・大山悠輔内野手(26)に向け、本紙評論家・金本知憲氏(53)は自らの経験を踏まえ、「鈍感力」「自信」「楽しむ」をキーワードとしたエールを送った。
(中略)
そんな時期は誰にもある。
タイガースの4番打者として期待と注目が高く、少し打てないと、嫌でも“雑音”が耳に入ってくる。「だから、どうしたの」と思えばいい。
(中略)
決勝打の数はマルテと並んでチーム最多の7本。約3週間の離脱がありながら、それだけチームを勝たせてきた。自信にすればいいし、必要以上に自分の力を疑う必要はない。
4番を打っていた頃は「金本が打てなくて負けた」と言われると(中略)
特に大山はプロに入ってきた時から、不思議と好機がよく回ってきた。4番に座る現在はなおさらだ。持って生まれた運かもしれない。そんな巡り合わせを“よし、来た”と、いい意味で楽しんだらいい。
2位・巨人とは2・5ゲーム差。それも、“雑音”だ。いままでが順調過ぎた。こういう時期はある。まだ半分も消化していない。ゲーム差を気にするには早い。ファンやメディアは一喜一憂するが・・・・・
ファンやメディアは一喜一憂するが