緒方孝市氏(日刊スポーツ評論家)による「緊急提言」を2回にわたってお届けする。【取材・構成=編集委員・高原寿夫】
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広島-阪神3連戦が中止になったのは驚いた。広島のコロナ禍はOBとして心が痛いとしか言いようがないけれど、ペナントレースを考える上で阪神側からすれば今回の事態はプラスととらえるべきだ。
ここまで40試合以上経過し、選手には疲労が蓄積(中略)コロナ禍による厳しい行動制限を受けている。リフレッシュも難しく、精神的にも疲れているはず。ここで間が空くのは悪くない。
その間、当然、他球団は試合をしているが、そこに意味がある。交流戦で困るのは情報が少ないこと(中略)選手がもらうのは試合前。現場から言わせてもらえればほとんど「ぶっつけ本番」なのだ。
しかしこの中止で阪神側からすればロッテ、あるいは西武の実戦を、データを手元に置きながらテレビで見るということができる。例えば正捕手の梅野にとっては大きいことだろう。
そして注目の佐藤輝だ。チームが快進撃を続けている1つのポイントは
(中略)
パ・リーグには特徴的な配球がある。「決め球から入ってくる」ことが多いという点だ。1球目からフォークボールを投げてきたりする。ソフトバンク甲斐などは特にそうだ。
言うまでもなく初球からガンガン振ってくるパ・リーグ打者への対策だが、これはセ・リーグとは違って感じるはず。それに面食らって頭が真っ白になるとその打席はダメ・・・・・
交流戦前、休養と情報収集の効果を大きくしたいですね
広島 佐々岡監督は沈痛「カープファン、タイガースファンにも申し訳ない気持ち」/広島カープ/デイリースポーツ online https://t.co/z4QNpS7YGm #カープ #広島 #carp #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) May 21, 2021
お久しぶり