HLT掛布雅之氏「（佐藤輝は）”一流打者の階段”を猛烈な速さで駆け上がっている」

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ＤｅＮＡ１―４阪神（８日・横浜）

　阪神の佐藤輝明内野手（２２）が、２打席連続適時打を放った。阪神レジェンド・テラーでスポーツ報知評論家の掛布雅之氏が大型ルーキーの４番としての打撃ぶりについて語った。

（中略）

試合の流れを大きく左右する局面で、しっかり結果を残した。８回先頭の打席では相手が怖がり、ストライクが１球も入らなかった。大山の代わりという雰囲気はなく、堂々の「４番の打撃」ができている。

（中略）

春季キャンプの初日と２日目で全く違う打撃を披露したときから感じていたが、本当に修正、対応が素晴らしい選手だ。誰しもが上らなければいけない「一流打者の階段」を猛烈な速さで駆け上がっている。

　相手バッテリーの次の段階の攻めは、最大の長所である「詰まるのを恐れずに振れる」ことを消しにかかるはず。今まで通りインハイには来るが、次の外角への球はこれまでより低くストライクからボールゾーンに来るようになる。それを我慢できるかだ。

（中略）

ただ、彼の対応力を持ってすれば、その段階すらも簡単にクリアするかもしれない。（阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家・掛布　雅之）・・・・・