宜野座キャンプで臨時コーチとしてバント指導を行った巨人OB、世界犠打記録(533個)保持者の川相昌弘氏(56)だ。
「阪神の投手陣は犠打に対する意識が高く、もともとバント成功率も高いんです。全員が意欲的に取り組んでいた中で藤浪は特に熱心だった。キャンプ中、投手陣を集めてバント練習をしたとき、一番最初に僕に質問してきたのが藤浪でした」
川相氏は「正直、意外な感じがした」という。藤浪は大阪出身で(中略)
その藤浪は、川相氏にこう聞いてきたという。
「外角のボールをバントしようとすると、バットが届きにくいんですよ。何とかバットに当ててもヘッドが落ちる。狙ったところへしっかりゴロを転がすのが難しい。どうしたらいいでしょうか」
外角球のバントは川相氏も現役時代、じっくり研究と練習を重ねた課題のひとつ。藤浪のバントの構えを見て、川相氏がまず感じたのは
(中略)
「藤浪のように背の高い体(197センチ)で急に頭を下げてタイミングを合わせに行くと、
(中略)
川相氏の言葉にピンとくるものがあったのだろう、藤浪はその後も再三質問をぶつけてきた。他の投手たちも興味をかき立てられたのか、野手陣全員のバント教室は1度だけだったが、投手陣には2度も行ったほど。
ちなみに、川相コーチが「バントがうまい」と認めた投手は西勇。昨季はリーグトップのチーム犠打86個の阪神で、10回企図して9個を記録。犠打成功率9割・・・・・
熱心!
犠打失敗からその次の回失点して負けるケースを何十回も見てきているのよ。
相手もやりづらいように投げてきてるんだろうけど何とか成功させてほしい