数年前、弾道測定器「トラックマン」を使いこなす他球団スコアラーが言っていた。岩崎は日本球界でもっとも打者寄りでボールを離す。140キロ前半の球速でも体感速度は156キロ-。
(中略)
岩崎はその責任感、精神力も日本代表クラス。決して大げさ過ぎる表現ではないと思っている。
今でこそ「勝利の方程式」の7、8回に定着しているが、以前はとにかく場面を選ばないタフネス左腕だった。試合中盤の無死満塁で登場したかと思えば、イニングまたぎもいとわず、1点リードのしびれる終盤にも現れる。それなのに愚痴一つ言わない。
抑えれば「使ってくれてありがとうございました」。打たれれば「前の投手の防御率を悪くしてしまって申し訳ない」「監督、コーチ、ファンの期待に応えられなくて悔しい」。何故そこまで誰がために投げられるのか。そう問いかけた時、岩崎はトルストイの格言を紹介した後にこう言った。
「人のために…。自分もそういう人生にできたらな、と思っているんです」
常に謙虚で冷静沈着。一本筋の通った性格で、仲間のために身を粉に
(中略)
「まずはシーズンを頑張らないと始まらないでしょ。そもそも僕、学生時代から1度も・・・・・
まずはシーズン!
岩崎選手のファンです。私は現在コロナ関係の医療者として働いています。帰宅出来ない日々。患者さんの苦痛や死を目の前にして無力さを感じる日々もあります…キャンプリポートも全く見れていません。でも、岩崎選手の頑張っている存在でこちらも頑張れています。ファンにも優しい紳士な選手です。
もう既に、人のために十分活躍されていると思います。今年も怪我なく頑張ってください!