中日・京田陽太内野手(26)による通年企画「青臭く」の第6回。26日のドラフト会議を前に、自身がドラフト2位指名された2016年を回顧した。広い会場を用意され、地元・石川から両親を呼んだのに、指名されなかったらどうしよう…。不安にかき立てられた数時間だったという。
(中略)
時間が迫るにつれて「広い部屋で親も呼んでメディアもいて…。指名されなかったらダサすぎる…」と思い始めました。4年夏の大学日本代表で白鴎大の大山(現・阪神)や中京学院大の吉川尚(現・巨人)と一緒にプレーして、自分の打撃センスを疑ってもいました。
ここからはマイナス思考のスパイラルです。
(中略)
指名確実と言われていた方の指名漏れが頭をよぎります。前年に亜大・藤岡裕大さん(トヨタ自動車を経て現・ロッテ)が、慶大・谷田成吾さんがともにプロ入りかなわず。谷田さんは慶応高時代、周平さんと高校ジャパンのチームメートです。世代のトップランナーの指名漏れは、不安をあおります。
(中略)
■親孝行ができた
指名の瞬間、母は泣いていました。その姿を見て、心の中で「一つ目の親孝行ができた」と思いました。周囲は緊張し、心配してくれていたんです。
僕が泣いたのは、数日後の
(中略)
ドラフトは、ホントに二度と経験したくないです。でも、見る側としては興味深い(笑)。みなさんとともに、指名にまつわるドラマ・・・・・
ザキさんが、ドラフトを一位指名だけテレビで見て、
自分は関係ないと思ってゲームしてたら、
友達から電話あって、阪神から指名されてたよって、
教えられたエピソードが好き。