あれは故意なのか。それとも…。17日に行われた巨人―阪神戦(東京ドーム)で微妙なプレーがあった。
(中略)
実際のところはどうなのか。元NPB審判部副部長の五十嵐洋一氏にこのプレーの検証をお願いしてみた。
「難しいプレーだと思いますが、審判の立場で言えば、これは守備妨害をとらなきゃ仕方がない。大原則として『打球を処理する守備優先』というものがあるからです。打球に対して真っすぐ行かないなど、明らかな故意であるならばオブストラクション(走塁妨害)をとることはできます。今回、若林は左手を出してはいますが、打球に真っすぐ行っている。左手を出したのも、走者との激突を避けるためのとっさの動作だったのかもしれない。抗議してきた矢野監督に対しても、審判は『故意に見えるかもしれませんが、ボールを捕りに行っている。守備優先が大原則ですから』と説明しているはずです」
また、五十嵐氏は若林の〝意図〟についてもこう言及した。
「内野安打になりそうな高いバウンドのゴロなので、守備妨害を狙おうという意図があったのかもしれない。そういう意味では巨人サイドから見れば自然を装った好プレー。ただ、審判の鉄則は、目の前で起きた出来事を正確に判定することで、選手の意図に思いを巡らせてはいけない。故意かもしれないが『明らかな故意』と言い切れないプレーは、目の前の事象に従って判定するだけなのです」・・・・・
陽川:やばい!避けろ!
— さわがに2号@ゲーム・野球垢 (@sawagani_2) September 17, 2020
若林:逃がすかぁぁぁぁぁぁ!pic.twitter.com/jDO1cF44HB
今はSNSの時代ですから、明確な故意であるという証拠は一生残りますよ