辛口で知られる“球界大御所”広岡氏も阪神の逆襲を評価した。
「阪神がようやく形になってきた。(中略)打線につながりが出てきたことが一番の理由だろう。なぜか? 開幕からの何試合か見て、このままいけば、最下位になると、私は警告したが、その後、私の考えを矢野に伝えたのだ」
広岡氏は2勝10敗と開幕ダッシュに失敗した矢野監督にメッセージを送ったという。
「若い指導者が悩んでいる。球界の先輩としてアドバイス送るのは当然のこと。本来は阪神の球団内の誰かがやらなければいけないことだろうが、これは阪神に限らず、多くのチームが、監督にそういう指導をできる人間がフロントにいない
(中略)
「打てない理由は、バッティングの原点を忘れていたことにある。センター中心へ返すというバッティングをもう1度徹底することなのだ。つまり監督、コーチの指導不足。練習をさせていない。大山、糸原、梅野らに当たりが戻ってきたことで、打線がつながり始めたが、彼らは、そのセンター返しを心がけ始めたのだ」
(中略)
「生え抜きの4番を育てるつもりがないのか(中略)なんのために昨年100試合以上も4番を打たせたのだ。(中略)センター返しのタイミングでボールを迎えることができるようになっている。“センター返しの感覚で引っ張る!“ということが大事なのだが。今はそういう状態にある。今は大山が阪神の打線の中心
(中略)
大山は、開幕から13試合スタメンから外れた。開幕三塁は、昨年、108試合も4番を打たせた大山でなくマルテだった。チームの強化方針、育成方針のブレを如実に表すようなスタート
(中略)
広岡氏は、ボーアについては「そのうち打つ。我慢すべし」と明言してきた。
「ボーアは良くなっている。日本球界への慣れというものもあるだろう。ボーアについて矢野に言ったのは、スイングのことだ。開幕から打てない時期は、スイングが波打っていた。打撃フォームのバランスが悪いからだ。これが本来の姿かどうか
(中略)
「ペナントレースは、巨人がこのまま上(首位)にいることになるだろうが、やっと野球のわかってきた阪神は面白い存在になるかもしれない・・・・・
矢野に伝えた!
金本の話があったから、このジジイは信用してない