■伸び悩む阪神の宝
自宅待機中の藤浪の様子はわからないが、漏れ伝わってくる話では、相当落ち込んでいるようだ。この四面楚歌の状況で、球団のサポートはどこまで
(中略)
ソフトバンクの久保康生2軍投手コーチである。2019年の春季宮崎キャンプで、藤浪について、話す機会があった。
「晋太郎はどうなったんや。誰か、見てやるコーチはおらんのか。まだ20代やろ。まだまだこれからの選手やないか」
久保コーチが阪神の2軍チーフ投手コーチだったころ、1軍にいた藤浪の成績が急下降。救いの手を差し伸べる機会をうかがっていた。
「最初はゴルフに誘ってね。そうしたら来たんだよ」
シングル級の腕前の久保コーチは、コース上ではあえて野球の話はしなかった。指導する、指導を受ける関係を構築する準備段階として、少しずつ本人との距離を縮めていこうと考えていた。
「次は食事に誘って…と思っていたんだけどね」。(中略)「教えたかったなあ」としみじみ。そういえば、この当時の1軍の首脳陣からは「彼がこれからどうしていくか」など、受け取りようによっては、突き放したような印象を受けるコメントをよく耳にしていた。久保コーチと話した後、阪神には暗闇でもがく藤浪に寄り添う存在がいないのでは…
(中略)
■復活の糸口は
(中略)矢野監督には考えがあった。中日の先輩、山本昌氏を秋春のキャンプ臨時コーチとして(中略)頑固者と言われた早熟の大器が、助言を素直に聞き入れる姿があった。山本昌氏は藤浪専属コーチではなかったが、袋小路に迷い込んでいた背番号19は、安心して寄りかかれる
(中略)
確かに今回の藤浪の騒動で、球団のイメージダウンは計り知れない。厄介者は放出-という歴史を繰り返せば、これから阪神のスカウト陣は有望な高校生選手に対して、どうアプローチすればいいのだろうか。
(中略)
阪神ファンは藤浪が好きなのだ。だから、心配(中略)
シーズン開幕が決まれば、ぜひ山本昌氏を巡回コーチとして再招へいし、球団を挙げて、藤浪の再起を徹底サポート・・・・・
# いっぽう里崎さん
ファァァァァァァァァッッックククククククククククク pic.twitter.com/3uN63A3yRF
— わどんるぱん@阪神垢 (@wadorunban6) April 15, 2020
晋太郎は阪神だから!
トレードなんてないよ!