実は3月27日に行われたセ・リーグ臨時理事会で選手関係委員会の委員長でもあり、出席者の阪神・谷本修球団副社長兼本部長と巨人の首脳が大激論を展開。出席者の証言によると「谷本氏は興奮状態に陥り、テーブルをドーンとたたいて巨人に反論していた」
(中略)
このコラムでは以前にも阪神VS巨人の“場外戦が佳境”(3月8日アップ)というコラムを書いたばかりですが、今回の阪神VS巨人の激論はまさに続編です。そもそもセ・リーグ臨時理事会は阪神の3選手の新型コロナウイルス感染を受け、NPBへの感染者報告マニュアルの練り直しや、シーズン開幕日の検討が主な議題でした。
ところが、一連の議題が終了した段階で巨人の出席者から「ブレイクスルードラフト」の条約文に対する“疑義”が出されたのです。ブレイクスルードラフトとは米大リーグのルール5ドラフト(協約第5条に書かれていることからルール5と呼ばれる。12月のウインターミーティングの最終日に行われるドラフト。簡単に言うなら他球団で飼い殺しにあっている選手をお互いに指名して獲得するシステム)の“日本版”です。
当初は今年の7月20日前後に実施する予定でした。ルールや規約のまとめ役こそが、選手関係委員会の委員長である谷本修副社長なのです。
しかし、今回も巨人首脳はブレイクスルーの文面に「戦力の均衡」という文字があることに反発し、「その文字を外してもらいたい」と強硬に主張しました。谷本副社長は「この会議はブレイクスルーの討議の場ではない」と反論するも、「話し合いは事前に決められたことだけとは違う。話し合わないのは職務怠慢だ」とまで巨人側は猛烈に抗議したのです。両者の言い合いはヒートアップし、一触即発の空気が生まれた-と参加者の他球団首脳は目をパチクリさせながら話し・・・・・
反対勢力の巨人・原監督 VS 導入推進派の阪神・谷本修球団副社長、という構図らしいです。
谷本さん、やりますな!
野崎さんみたいで、ええやん!