東京ドームの関係者用食堂では評論家や報道陣が行き交い、様々な人間模様が展開される。
(中略)
ノムさん「おい、赤星、オレ、お前に謝らないかんと思うてたんや。悪いことしたかなと思うてたんや」
赤星さん「???」
ノムさん「いやな。オレがお前をプロに誘ったばっかりに大変な思いをさせちゃったかなあと、ずっと、思うてたんや」
赤星さん「何言ってるんですか?監督。大感謝です。監督に人生、変えていただいて思ってます!」
ノムさん「そうか…。そう思ってくれてるんなら。良かったわ。お前はもうユニホームを着ないのか? 体が大丈夫なら、指導者として現場に戻った方がエエで。指導者を経験すると、人間の幅が広がる」
私はひたすら気配を消して2人のやりとりを見守った。テレビカメラが回っているわけでもない。そこは、誰も入り込めない空間
(中略)
赤星さんは2000年の阪神のドラフト4位。打撃が非力でプロから見向きもされなかったが、「9回の代走で使える」と当時、阪神監督ノムさんの鶴の一声で指名。
(中略)
最後はボロボロになって、志半ばでユニホームを脱いだ赤星さん。JR東日本のサラリーマンのままで安定した生活を過ごせたかもしれない。オレはアイツを不幸にしたのか?ノムさんは晩年・・・・・
ノムさん・・・
虎の元F1セブン赤星氏、ノムさんに「感謝しか…」 https://t.co/p376H3wcGd @nikkansportsさんから
— ふくださん (@fukudasun) February 12, 2020
あれ、めから、みずが…