「やっとですけど、今年1軍でシーズンを戦うことができた。自分の中でリズムみたいなものもできましたし、それは来年も続けていくつもり。数字ももっと上を目指していかないといけないので」
プロ9年目はブルペンの一角に定着し、チームトップの63試合に登板。防御率1・67とキャリアハイの1年を送った。開幕からのシーズン完走は初めてで、過程では試合前の準備や食事面などさまざまなルーティンを導入。中でも睡眠時間が飛躍の大きな鍵となった。
「シーズン中は試合が終わって、10時間ぐらい寝てました。起きたら次の日の体の回復が全然違った。疲れがたまってる時は寝る時間も意識してました」
(中略)
疲れのたまりやすい夏場も遠征先では極力、試合後の外食を控えてすぐにベッドに潜り込んだ。睡眠時間が安定してきた7月から9月までの3カ月間は計31試合に登板し、防御率0・00と「眠り」と「数字」の安定感は、見事に比例・・・・・
10時間!
寝る子は育つ