――今秋の阪神のドラフトに、赤星さんが点数をつけるとしたら?
「95点です。私が目をつけていた高校生たちが次から次へと指名されていくので、思わず『いいね!』と声が漏れましたよ(笑)。近年は、社会人や大学から即戦力を期待する選手の指名が続いていましたが、完全にシフトチェンジしましたね」
(中略)
――1位指名を狙った星陵の奥川恭伸投手は、巨人、ヤクルトとの競合になり、抽選で交渉権を逃してしまいましたが。
「”外れ1位”で単独指名した西(純也/創志学園)も、奥川に引けを取らない投手だと思っています。個人的には、オリックスに1位指名された興南高校の宮城(大弥)にも注目していましたが(中略)
――2位では、今夏の甲子園決勝で特大アーチを放った右の大砲、履正社の井上広大選手を指名しましたね。
「ドラフト前の注目度からすると2位以下でも獲得できたような気もしますが、甲子園優勝校の4番をどうしても他球団に取られたくなかったのでしょう。『クリーンナップを打てる強打者を育てたい』という球団の意思(中略)
「及川は数年前と比べると評価を落とし(中略)
遠藤に関しては、『4位までよく残っていたな』という印象です。DeNA(中略)
――そして5位では、キャッチャーの藤田健斗(中京学院大中京)を指名しました。
「今年の高校生キャッチャーのなかで(中略)
6位で指名した小川(一平/東海大九州)に関しては事前にデータを集めきれなかったのですが、5位までの高校生の顔ぶれを見ただけでも、すごくバランスが(中略)
――そんなドラフトの評価が、100点ではなく、95点と5点足らなかった理由はどこにあるのでしょうか。
(中略)もうひとりくらい、来季に即戦力・・・・・
来年は佐藤輝明で。