阪神・鳥谷敬の最後の打席は、チームの激闘の終わりでもあった。(中略)今後は新天地を模索する彼の高い志を、宮崎で受け継ぐ男がいる。
「プロに入る前はあこがれの存在でしたし、入ってからも同じ遊撃手として目標であることには変わりありません」
こう話したのはフェニックスリーグに参戦中の京田だ。練習では鳥谷から譲り受けたグラブを使用している。最終戦が行われた9月末。関係者を通じて、グラブが届けられた。親交があったとはいえ、サプライズ。まともに礼を言う時間もなかったが、運動具メーカーの担当者からは「鳥谷さんはめったに人にグラブはあげませんよ」と聞かされた。
「宝物ですが、飾っておくだけでは申し訳ない。屋内練習場とか汚れない場所で使わせていただいてます」。ポジション、左打者、背番号。すべて同じ京田が最もあこがれるのは、鳥谷の「強さ」
(中略)
「ケガをしないところ。走攻守のバランスがいいところ。感情をあまり表に出さないところ…。たくさん・・・・・
京田くん!
憧れで尊敬している選手からの贈り物、きっと寝るときは枕元に置いてるんだろうね☺️