そんな近本は外れ外れ1位。藤原(ロッテ)、辰己(楽天)をクジで外したことで、1位指名が転がり込んできた。ドラフト時は阪神周辺で、「センターラインの強化が目的とはいえ、3位でも取れたんじゃないか」との声も聞かれたほどだ。
が、ある在京球団のスカウトは、「近本は高山、中谷、江越らと中堅争いをすることになるが、今の阪神であれば、『1番・中堅』で開幕スタメンを取れるくらいの力はある」と、こう続ける。
「走塁技術は阪神内で五指に入るでしょう。社会人時代から研究熱心。思い切ったスタートを切るために、一塁上にいる場面で相手バッテリーがどういう配球をするのか、映像でチェックし、準備していた。練習で気づいたことはもちろん、日々の体調も含めて細かにメモを取る。もともとの技術に加え、アタマを使ってプレーできる。1年目から盗塁王争いをしても、何ら不思議ではありません」
打撃や守備はどうか。
「体は170センチ、72キロも、非力に見えて小力がある。甘いコースの球はスタンドにももっていける。社会人2年目の都市対抗で首位打者になり、橋戸賞(MVP)を獲得した実績はダテじゃ・・・・・
1番近本2番上本3番糸井で走りまくって欲しいな