阪神・矢野燿大新監督(49)と親交のある方々がエールを送る連載「フレー、フレー、フレーッシュ虎将~俺たち矢野監督応援団~」の第2回は中日のアマスカウト、山本将道氏(50)。矢野監督の母校・東北福祉大の1年先輩にあたる硬式野球部マネジャーが、マル秘エピソードを披露してくれた。
矢野は1学年下で、僕は野球部のマネジャーとして接してきたが、とにかく練習好き。「グラウンドにはお金が落ちている」と、後輩のマネジャーに言っていたと聞いた。自分を奮い立たすためだろうが、まだ大学生。後にも先にもそんな話、聞いたことがない。
(中略)
スター選手は自己中心的になりがちだが、彼は違う。目配り、気配りもできる。すでにリーダーの素養を兼ね備えていた。
でも、すぐに血が上るタイプというか、気は短かった。試合でも納得がいかない判定やプレーに顔をゆがめていたが、感情的な言葉を発することは絶対になかった。理由を聞くと「腹が立つことがあっても、まず5秒、考えて落ちつけ。そうすれば冷静になれると両親から教えられていた」と。プロに入ってから審判の微妙な判定に激高することはほとんどなかったのも、ご両親の教育のたまもの
(中略)
★金本氏の伝説も
山本氏の2学年下には1浪で入学した金本(前阪神監督)がいた。「練習用の重たいマスコットバットで、よく試合に出ていた。『投手の球が遅すぎる。普通のバットでは球が来る前に早く振っちゃうから・・・・・
カネは落ちてませんでした。