ファイナルアンサーは持ち越した。かたくなに口に戸を立てた。午後3時から1時間半。スカウト会議を終えた矢野監督は、不敵な笑みだ。
「何もねえ(笑)。ギリギリまで…ホントに、考えようと。みんなは記事を書くのは本当に大変やけど、そこは逆に楽しんでもらって、誰がくるか、というね。競馬の予想じゃないけど(笑)」
“恋人”の名前は伏せた。本命は根尾。しかしこの日、巨人が公表したことで中日、ヤクルトと3球団が確定。阪神、日本ハムを加えれば5球団、流動的な西武とDeNA次第で最大7球団が競合する可能性もある。
「(1位の候補は)5人ぐらい」
最後までぼかしたが…他の4人は今夏の甲子園準V右腕の吉田に、藤原恭大外野手(大阪桐蔭高)、小園海斗内野手(報徳学園高)、甲斐野央投手(東洋大)の模様。関係者によると焦点は「野手か投手か」-。事実上、根尾、吉田の二択。根尾に何球団がいくのか? 現状で公表球団のない吉田の競争率は? 25日の午前中に行う直前会議で最終決定するが、他球団の動向を徹底調査した結果次第では根尾から急転、吉田の指名も十分ありえる。・・・・・
なにこのワクワク感!
神さま、どうか阪神に味方してください!