高校時代から悠々150キロ以上を連発していた大谷翔平や藤浪晋太郎ほどの驚異的なスピードではない吉田ですが、なぜか直球で空振りが奪うことができます。その理由は回転数が多いか、リリースポイントが打者寄りで球持ちがいいのかのいずれかですが、それが『トラックマン』なら分かるのです。『トラックマン』は打者を分析するのにも有効(中略)
阪神は吉田の回転数も藤原の打球速度も把握し、今秋のドラフト会議のデータにすることはできたが、敢えてそれをしなかったという。その理由は、「高校球児のデータを独占しない」「米球界へのデータ流出阻止」という2点においてだ。
測定値は、『トラックマン』米国本社にも転送されるから、それがメジャー球団に流れてしまうと「青田買い」の温床になりかねない。だから春夏の甲子園大会期間中、トラックマンを作動させていないらしい。
とはいえ、日本の高校や大学に進学せず、史上最年少の16歳でメジャー球団の『ロイヤルズ』と契約を結んだ結城海斗くんという例も(中略)もし結城くんが成功すれば、『トラックマン』のデータ流出防止くらいでは人材流出を食い止めることができず、有望な中学生や高校生が日本プロ野球を経由することなく、次々に海外へと行ってしまうでしょう」(同・ライター)・・・・・
ええやん。本拠地の利点なんやし。使っちゃえよ(悪魔の囁き)